今日のモーニングメニューは
・白いご飯
・ちりめんじゃこ
・わかめと豆腐の入ったお味噌汁
・レトルトのミートボール
家族の誰よりも早く起きて
「飯はまだか」と言わんばかりにベビーチェアで泣く君を前にいつもアタフタと準備をするわたしです。
大好物のミートボールを先にたいらげた
息子「おかわり!!」わたし「ダメよ。まだご飯もお味噌汁も残っているじゃない」
息子「おかわり~!涙」
わたし「ダメダメ。このミートボールはお姉ちゃんたちの分なの。」
息子「うわ~~~~~ん」と大号泣
ホカホカの白ご飯も、丁度良く冷ませたお味噌汁もそっちのけで大喚き
大好物のミートボールを先にたいらげてしまってお楽しみがなくなった息子は今、とっても不機嫌です。
好きなものは最後に残しておくタイプになりました
あまりにも泣きわめくから一人3個ずつのミートボールを
「仕方ないなぁ。ほら、1個あげるよ」
と、優しいお姉ちゃんが1つ譲ってくれました。
するとどうでしょう。
大切そうにスプーンで突いたあと、ミートボールはお椀の端っこに置いたまんま。
息子は、お味噌汁をがぶ飲みし、
じゃこ入りご飯をあっという間に口にかき入れました。
残された一粒のミートボールを
ゆっくりスプーンで拾いあげ、もぐもぐゴックンごちそうさま。
最後のお楽しみ
まだ1年11か月足らずの幼児のくせに
一丁前に計算したごはんの食べ方を覚えたこの瞬間がなんとなくおかしくてこっそり写真におさめました。
大好物の最初と最後
実は今回、ミートボールを譲った長女だってこれは大好物お弁当には必ず入れてね、というほどのお気に入りです。
それを長女は自分がまだ何も食べていない状態で、息子に一つ譲ってくれました。
大好物の最初と最後
大好きなミートボールを自分よりも先に弟のお椀に移した長女の心
その気持ちを受け取るかのように、大切に最後まで取っておいた息子の心
やさしさのラリーを前に
家族みんなが温かい気持ちになりました。
誰かを真っ先におもいやる気持ち
それをしっかり受け取り大切にする気持ち
温かくて優しい大好物の行方は今どこ?
我が子にはそんな気持ちの最初と最後を人生でたくさん体感していってほしいと思っています。
おわりに
ついさっきまでもっともっとと泣いて催促した息子が
たった1つ譲ってもらったミートボールで満足そうにごちそうさまを言いました。
ドタバタな朝に
我が子の成長ときょうだいの絆を感じた今日の出来事。
大好物は先に食べる派?
最後まで残しておく派?
いずれにおいても、「これは特別」なものだと知ってる子供の心こそが親にとっての宝物です。